【私、リーダー務めます #19】佐野嘉彦さん

アワードまであと2日!
リーダー審査員紹介シリーズの第19弾は、前回のJapan Cheese Award 2014に引き続きリーダー審査員を務める、“書いて、喋って、踊る!?チーズLOVER”、佐野嘉彦さんです。

佐野嘉彦さん
神奈川県横浜市生まれ。大学でスペイン語を専攻した後、スペインに留学。翻訳の勉強の傍らスペイン国内を巡り、チーズやワインを中心とした食文化を探究。帰国後、国内外の企業でマーケティング業務に従事した後、ニューヨーク発祥のレストランガイド『ZAGAT』日本版の編集、レコール・デュ・ヴァンでの講師、『料理通信』のWeb編集を経て、現在は「SHIBUYA CHEESE STAND」広報PR担当およびWebマガジン「CHEESE Media」の編集長を務める。
C.P.A.認定 チーズプロフェッショナル、J.S.A.認定 ワインエキスパート。2014年Japan Cheese Awardリーダー審査員。

Q1. チーズにはまったきっかけは?
幼少の頃に食べた「ポンパドウル(横浜元町に本店があるベーカリー)」の“チーズバタール”が、今思えば、私のチーズの原体験。バターがふわりと香るクラムの中で、とろけた角切りチーズがしっかりとした塩味とうま味を感じさせてくれる…。子供の頃の私にとっては衝撃の美味しさでした。
以来、すっかりチーズパンにハマり、中学生になると、横浜だけでは飽き足らず、電車に乗って青山や銀座まで出かけ、いろんなベーカリーのチーズパンを買いまわりしていたくらい。気持ち悪い中学生でした(笑)
  
Q2. チーズに関して普段どんな活動をしていますか?
今年の7月から「SHIBUYA CHEESE STAND」のメンバーに加わり、モッツァレラやリコッタといったチーズにまつわる情報発信やイベントなどを担当しています。その一環で、「チーズで毎日をちょっと楽しく。」をコンセプトとした「CHEESE Media」というWebマガジンの編集長をさせていただいています。
■CHEESE Media  http://cheese-media.net/
  
Q3. 個人的に好きなチーズ、またはチーズ料理をひとつ挙げるとしたら?
シェーブルが大好きですが、スペインにもいたのでマンチェゴは外せないし、コンテや熟成ゴーダ、青カビも・・・ひとつ挙げると言うのは、本当に難しいですね。
あと、チーズファンの皆さんにとっては意外に思われるかもしれませんが、“人種のサラダボウル”と呼ばれるニューヨークに行くたびに、私はチーズ料理に関するいろいろなヒントを得ています。今年の6月にはブルックリンで、こんなチーズ料理に遭遇したのでご紹介します。
豪快な見た目に少しびっくりするかもしれませんが、ストラッチャテッラの前菜です。左に添えられているのは、店内にある大きな薪窯で直焼きにしたパン。味付けは至ってシンプルで、塩、胡椒、オリーブオイルのみ。でも、一つひとつの素材のクオリティが高く、炭火焼されたパンとの素朴な組み合わせで十分な満足感が得られる、そんな一品です。
 
Q4. 品質評価セミナーや研修会を通じて学んだことで、特に印象的だったことは?
そのチーズがなぜそのような味わいになったのかという、いわば「プロファイリング作業」。教えていただく一つひとつが「へぇ〜そうなんだ!」の連続で、自分の無知を思い知らされる研修でした。
そんな学びを一緒に体験してきた同期(一期生)は、私にとってものすごく大切な存在。同志の存在もひとつの印象的だったことと言えるかもしれません。
 
Q5. 国産ナチュラルチーズの品質評価において、大切にしていることは?
モデルとしている伝統的なチーズがある場合、その必要最低要素をちゃんと満たしているか、もしくはそれを乗り越えているのかということを、とても大切に考えています。「日本ならではの、その土地ならではの美味しいチーズ」が生まれていってほしいと心から願っているからこそ、「ふわとろ食感」「塩分ひかえめ」といったことだけでイコール「日本らしい」とは考えないように注意しています。
チーズだけではないと思います。本物の、本物たるオリジナリティは、徹底的な模倣と研究の繰り返しの先にようやく生まれるものだと思うのです。そんな努力と苦労を重ねられている作り手のみなさんに敬意を払うためにも、食べ手のプロとして恥ずかしくない評価を心がけたいと思っています。
 
Q6. 生産者の方にむけて“ラブレターをしたためる”ように、フィードバックシートを書くという大切なミッションを担うリーダー審査員。そこで、あなたの「愛に溢れるエピソード」を何か教えてください。(読み返したい本、聴きたくなる音楽、忘れられない映画、大好きな車、などなど)
30代前半の頃、何を血迷ったか「No Dance, No Life」の日々でした。ソウルミュージックやR&Bが好きで、ストリート系のジャンルからバレエを基礎としたジャズダンスまで取組み、踊りまくる日々。もちろん、仕事をしながらの“なんちゃってダンサー”でしたが、深夜リハーサルを終え、マンガ喫茶で2時間仮眠をとって、仕事へ直行!なんて日もざらでした。
先日、6年ぶりに舞台で1曲だけ踊りましたが、今や、それでもやっと乗り切った感じです(笑)でも、ダンス中心な日々のなかで培ったマルチタスク処理能力や体力(?)は、今も役に立っているかもしれないと思います。
 
Q7. 本番に向けての意気込みをどうぞ
本番まであと2日!
実行委員としても、2年にわたってお手伝いしてきましたが、正直、まだまだこれから発展していくコンクールだと思っています。 もっともっと日本のチーズ生産者のみなさんのためになるような、充実したコンクールになっていくよう、当日は、担当するチーズに真っ正面から向き合いたいと思います。
 

Japan Cheese Award

食べ手・伝え手のプロ、チーズプロフェッショナルだからこそできる応援をしたい! ジャパニーズ・ウイスキーが一つのジャンルとなったように “ジャパニーズ・チーズ”も国内外で認められる、そんな未来を描いていこう! みんなの熱い想いが詰まった国産ナチュラルチーズのコンクール。 それが Japan Cheese Award(ジャパンチーズアワード)です。

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